株式会社信和

リスクの話を正直にします

投資評価2026-09-13読了 2
リスク管理のイメージ

連載「電気が資産になる時代」第13回/全15回

ここまで蓄電池投資の魅力を語ってきましたが、リスクのない投資は存在しません。第13回は、あえてリスクの話をします。

第一に市場価格の変動。裁定収益は電力市場の価格差に依存し、調整力の約定単価も市場参加者が増えれば低下し得ます。第二に制度リスク。需給調整市場も容量市場も比較的新しい制度であり、ルール改定の可能性は常にあります。第三に設備リスク。蓄電池は充放電を繰り返せば劣化しますし、機器故障の可能性もゼロではありません。

当社の対処方針は三つです。①収支試算には楽観値ではなくEPRX約定実績などの実データを使い、保守的に組む。②単一収益に依存せず、複数市場への参加でリスクを分散する。③施工と保守を自社で担い、設備トラブルに即応できる体制を持つ。

「絶対に儲かる」という営業トークを、私たちはしません。物理と実データに基づいて仕組みで勝ちにいく投資——それが、エネルギーという「刷れない資産」への正しい向き合い方だと考えています。

経年劣化がリターンに与える影響は蓄電池の経年劣化と10年累計リターン、失敗事例はよくある失敗で具体的に扱っています。


前回: 第12回 低圧蓄電池という選択——49.9kW/200kWhから始める

次回: 第14回 なぜ「今」始めるのか——先行者が有利な三つの理由

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