今日は「国民の休日」です。名前は聞いたことがあっても、由来までご存じの方は少ないかもしれません。
挟まれた平日は、休日になる
祝日法には、祝日と祝日に挟まれた平日は休日とするという決まりがあります。これが「国民の休日」です。固有の記念日があるわけではなく、前後の祝日の配置によって生まれる、いわば副産物の休日です。
今年は昨日が敬老の日、明日が秋分の日。その間に挟まれた今日が、この規定によって休みになりました。秋分の日は年ごとに日付が動くため、この並びは毎年できるわけではありません。うまく噛み合った年だけ現れる、少し得をした気分になる休日です。
人は休むが、電気は休まない
さて、カレンダーが赤くても、電気の世界は通常営業です。
病院も、通信設備も、冷凍倉庫も、データセンターも動いています。むしろ人が家にいるぶん、家庭の需要は平日より増える時間帯もあります。発電と消費を一致させ続ける仕事に、休日はありません(「調整力」という裏方の仕事)。
蓄電池も同じです。祝日だから充放電を止める、ということはありません。市場の価格差があるところで、価格差に応じて動く。カレンダーではなく、価格と指令を見て動いています。
「働かない日がない」ということの意味
投資として見たとき、これは案外大きな性質です。
店舗なら休業日には売上が立ちません。オフィスビルの賃料は休日も発生しますが、そもそも人が入っていなければ収益は生まれません。設備型の資産は、稼働に人手が要らないぶん、カレンダーの影響を受けにくいという特徴があります。
もちろん、日々の収益は市場価格に連動して変動します。「休まない=毎日同じだけ稼ぐ」という意味ではありません。むしろ日によって差が出るのがこの資産の性質です(収益はなぜ変動するのか、収益の季節変動)。
今日くらいは
とはいえ、今日は国民の休日です。設備のことは設備に任せて、ゆっくり過ごすのがいいと思います。
働くのは、機械の担当ということで。
※収益は市場価格・稼働状況により変動します。
