「月ごとの収益にばらつきがあるのはなぜか」——これは運用を始めたオーナーから必ず出る質問です。蓄電池の稼ぎは一年を通じて一定ではありません。その変動の正体を理解しておくと、月次レポートを冷静に読めるようになります。
1日のなかの価格差が源泉
蓄電池の基本収益は「安いときに充電し、高いときに放電する」価格差です(JEPXと蓄電池参照)。この価格差(スプレッド)が大きい日ほど、稼ぎのチャンスも大きくなります。
季節でスプレッドが変わる
- 春・秋:太陽光の発電が多く需要は穏やか。昼間の電力が余りやすく、昼夕の価格差が開きやすい季節
- 夏・冬:冷暖房で需要が高く、価格全体が上がりやすい
- 天候:晴天が続くと昼の余剰が増え、価格差の出方に影響する
つまり「太陽光がどれだけ発電し、需要がどれだけあるか」の綱引きで、月ごとの稼ぎやすさが変わります。
需給調整市場の変動も重なる
もう一つの収益源である調整力(需給調整市場の変動参照)も、需給の逼迫度合いで価格が動きます。これが季節変動にさらに重なります。
年間でならして見る
大切なのは、単月の増減に一喜一憂せず、年間でならして評価することです。当社の収支シミュレーションも、こうした季節変動を織り込んだうえでベース・上振れ・下振れの幅で提示しています。
まとめ
季節変動は蓄電池収益の「異常」ではなく「仕様」です。仕組みを理解しておけば、月次の波に惑わされず長期の実績で判断できます。想定される変動幅は無料相談で具体的にご説明します。
※本記事は一般的な情報提供であり、投資判断はご自身の責任で行ってください。
