今日は11月3日、文化の日です。
「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日として定められた祝日で、美術館や博物館の無料開館、各地の文化祭や芸術祭など、文化に触れる催しが多い時期でもあります。
11月のシリーズ「蓄電池はどう稼ぐか」の合間に、今日は肩の力を抜いた読み物をお届けします。
文化の裏側には、いつも電気がある
美術館で絵を見るとき、作品を照らす照明や、温度・湿度を一定に保つ空調が欠かせません。作品を傷めないように、明るさや空気の状態を細かく管理している館も多くあります。
コンサートホールの音響や照明、映画館の映写機、図書館の検索システム。どれも、電気が止まれば成り立ちません。
文化は人の営みですが、それを支えているのは、目に見えない電気のインフラだといえます。
「ためておく」から、受け継げる
文化が今に伝わっているのは、誰かが作品や記録を保存し、次に手渡してきたからです。
電気には、この「保存」が難しいという性質があります。電気は基本的に、つくった瞬間に使われなければなりません。そのため、電力系統では、つくる量と使う量をいつも合わせ続けています(電気は「貯金」できない)。
蓄電池は、その電気をためて、時間をずらして使えるようにする設備です。昼に余った電気をため、夕方や夜に届ける。電気の「保存庫」のような役割を担っています。
これからの役割は広がるかもしれない
10月13日の国の会合では、蓄電池について、調整力としての使い方に加えて、再生可能エネルギーの出力制御を減らす使い方(上げDR)なども検討していく方向が示されました(国の最新資料と、九州に追い風の理由)。
ただし、上げDRの具体的な仕組みはまだ決まっていません。市場や制度の行方によって、蓄電池の役割や収益の姿は変わる可能性があります。
文化の日に美術館やコンサートへ出かけたら、その場を支えている電気のことも、少しだけ思い浮かべてみてください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした読み物です。制度や市場のルールは今後変わる可能性があり、将来の収益を保証するものではありません。
