今日から11月です。
10月は、九州電力送配電から低圧の系統用蓄電池の連系に向けた回答が届き始めたことをきっかけに、回答・入金・工事・連系・市場参加の準備という「つながるまで」の流れを追ってきました(10月のまとめ)。
11月は、その先の話です。つながった蓄電池が「どう稼ぐか」をテーマに、1日1本ずつお届けします。
なぜ今、「稼ぎ方」なのか
きっかけは、2026年10月13日に開かれた国の会合です。総合資源エネルギー調査会の分散型エネルギー推進戦略ワーキンググループ(第4回)で、系統用蓄電池のこれからについての資料(資料1)が示されました。
当社はこの資料の要点を、すでに国の最新資料と、九州に追い風の理由でまとめています。11月のシリーズでは、この記事の論点を一つずつ取り上げ、もう少し丁寧に掘り下げます。
資料から読み取れる大きな流れは、次のとおりです。
- これまで系統用蓄電池の収益の中心だった需給調整市場は、蓄電池の参入が増え、「席」が限られてきている
- 国は、卸電力市場の値差や、出力制御を減らす上げDRといった使い方にも目を向けている
シリーズの予定
| 時期 | 取り上げること |
|---|---|
| 11月初め | 当社の申請実績、国の会合の全体像 |
| 前半 | 需給調整市場の「席」と、上限価格の引き下げ |
| 中盤 | 卸電力市場の値差の実績、値差と調整力の比較、上げDR |
| 後半 | 九州の値差と出力制御、シリーズのまとめ |
合間には、文化の日や立冬など季節にちなんだ軽めの読み物もはさみます。
先にお伝えしておきたいこと
このシリーズで扱う数字は、国などの公表資料にもとづくもので、出典を添えてご紹介します。ただし、どれも過去の実績や、一定の条件をおいた試算です。
- 市場の価格や値差は、年や天候によって変わります
- 需給調整市場のルールや上限価格は、今後も見直される可能性があります
- 上げDRの具体的な仕組みは、まだ決まっていません
当社の物件の収益の想定は、トップページの投資シミュレーションをご覧ください。シリーズで取り上げる「新しい稼ぎ方」は、制度の行方を含めて、これからの可能性として見ていただくのがよいと考えています。
明日は、当社の系統連系の申請実績をご紹介します。
※本記事は、国などの公表資料をもとにした一般的な情報提供を目的としたもので、将来の収益を保証するものではありません。制度や市場のルールは今後変わる可能性があります。
