「蓄電池」と聞くと、多くの方は家の壁に付ける家庭用蓄電池を思い浮かべます。しかし投資対象となる系統用蓄電池は、目的も規模も収益の生まれ方もまったくの別物です。ここを取り違えると検討がかみ合いません。今回は両者の違いを整理します。
目的が違う ── 自家消費か、市場取引か
家庭用蓄電池の目的は「電気を自分で使うこと」です。昼に太陽光で貯めた電気を夜に使い、電気代を節約したり、停電時に備えたりします。
一方、系統用蓄電池の目的は「電気を売買して収益を得ること」です。電力市場で安いときに充電し、高いときに放電する——いわば電気の売買業です(JEPXと蓄電池の収益の仕組み参照)。
規模と設置場所が違う
家庭用は数kWh程度で、住宅に併設します。系統用は当社の標準機でAC50kW/DC100kWh。遊休地に単独で設置し、電力系統に直接つないで運用します。
収益の生まれ方が違う
| 家庭用 | 系統用 | |
|---|---|---|
| 主目的 | 電気代節約・防災 | 収益 |
| 収益源 | 自家消費による節約 | 市場での売買差益・調整力 |
| 位置づけ | 生活インフラ | 投資資産 |
家庭用は「支出を減らす」もの、系統用は「収入を生む」ものと考えると分かりやすいでしょう。
投資として見るときの視点
系統用蓄電池は、不動産の一棟投資に近い位置づけです。用地・設備・運用体制がそろって初めて収益を生み、実質利回りで評価します(実質利回りの考え方参照)。家庭用の延長で考えると規模感を見誤るため、切り分けて理解することが第一歩です。
まとめ
家庭用と系統用は「名前が同じだけの別物」です。当社が扱うのは、投資資産としての系統用蓄電池です。仕組みや収支の具体像は無料相談でご説明します。
※本記事は一般的な情報提供であり、投資判断はご自身の責任で行ってください。
