前編 で、相談から系統連系申請までの工程を解説しました。本記事では 機器発注から実際の工事・試運転・運用開始まで の流れを見ていきます。
フェーズ3:機器発注・配送(4〜6週間、並行作業)
機器の発注
契約締結と同時に、 蓄電池本体・パワーコンディショナ・付帯機器 を発注します。
リチウムイオン蓄電池は受注生産が多く、 発注から納品まで4-6週間 が標準です。系統連系申請(フェーズ2)と並行で進むため、全体スケジュールには影響しません。
検品
工場出荷時に 品質検査記録 が添付され、信和でも受入検査を行います。製品の シリアル番号・容量実測値・SOH(State of Health)初期値 を記録し、運用開始後のトラッキングに使用します。
フェーズ4:工事実施(1〜2週間)
基礎工事
最初に コンクリート基礎工事 を行います。地盤の状況に応じて、
- 標準基礎:3-5日
- 杭基礎(軟弱地盤):5-10日
の工期となります。
機器据付・電気工事
基礎が固まったら、
- 蓄電池本体の据付(1日)
- パワーコンディショナの据付(1日)
- 配線工事(2-3日)
- 接地工事・避雷設備(1-2日)
を行います。 総工期は1〜2週間 が標準です。
工事中のお客様の関与
工事中の現場立会は 着工時と完工時の2回 のみ。日常的な現場管理は信和が行います。
フェーズ5:試運転・系統連系(1〜2週間)
試運転
設備の据付が完了したら、 電力を実際に流して動作確認 を行います。
- 充放電テスト
- 安全機構の動作確認
- 通信機能(遠隔監視)の確認
- 緊急停止機能の確認
3-5日かけて慎重に実施します。
電力会社の立会検査
低圧の系統連系では、 電力会社による立会検査 が必要です。検査内容は、
- 安全装置の動作確認
- 系統からの分離機能
- 保護リレーの整定値確認
検査をクリアすると、 「使用前自己確認結果届」 を電力会社に提出し、正式に系統への接続が認められます。
系統連系開始
電力会社から 「接続承諾」 が下りた瞬間から、JEPXへの売電が可能になります。
フェーズ6:運用開始
自動運用の開始
接続承諾後、 24時間体制での自動運用 が始まります。
- JEPX価格の毎日13時のチェック
- 翌日の充放電スケジュール自動策定
- 24時間の遠隔監視
- 異常検知時の自動アラート
これらは全てシステムが行うため、 オーナー様の日常的な操作は不要 です。
月次レポート
毎月、以下の項目を含む運用レポートをお届けします。
- 当月の売電収益
- 充放電回数とサイクル
- 蓄電池の劣化指標(SOH)
- システム稼働率
- JEPX市場の市況分析
このレポートを見て、 「想定通りに収益が出ているか」を確認 いただきます。
想定外に時間がかかるケース
通常2-3ヶ月で完了しますが、以下のケースでは伸びる可能性があります。
- 系統連系容量が逼迫しているエリア:接続検討に6ヶ月以上
- 補助金の採択待ち:採択発表まで2-3ヶ月
- 軟弱地盤への対応:基礎工事が2-3週間延長
- 天候不順:梅雨・台風シーズンは工期に余裕を持たせる
まとめ
低圧蓄電池の設置は、 契約から運用開始まで通常2〜3ヶ月 で完了します。お客様の関与は 合計4〜5回 で済む設計で、煩雑な事務作業は全て信和が代行します。
具体的なプロジェクト相談は、 お問い合わせフォーム よりお気軽にどうぞ。
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