株式会社信和 低圧系統用蓄電池事業

機器発注から運用開始まで ── 工事・試運転・月次レポート

ケーススタディ2026-03-06読了 4
設置工事のイメージ

前編 で、相談から系統連系申請までの工程を解説しました。本記事では 機器発注から実際の工事・試運転・運用開始まで の流れを見ていきます。

フェーズ3:機器発注・配送(4〜6週間、並行作業)

機器の発注

契約締結と同時に、 蓄電池本体・パワーコンディショナ・付帯機器 を発注します。

リチウムイオン蓄電池は受注生産が多く、 発注から納品まで4-6週間 が標準です。系統連系申請(フェーズ2)と並行で進むため、全体スケジュールには影響しません。

検品

工場出荷時に 品質検査記録 が添付され、信和でも受入検査を行います。製品の シリアル番号・容量実測値・SOH(State of Health)初期値 を記録し、運用開始後のトラッキングに使用します。

フェーズ4:工事実施(1〜2週間)

基礎工事

最初に コンクリート基礎工事 を行います。地盤の状況に応じて、

  • 標準基礎:3-5日
  • 杭基礎(軟弱地盤):5-10日

の工期となります。

機器据付・電気工事

基礎が固まったら、

  1. 蓄電池本体の据付(1日)
  2. パワーコンディショナの据付(1日)
  3. 配線工事(2-3日)
  4. 接地工事・避雷設備(1-2日)

を行います。 総工期は1〜2週間 が標準です。

工事中のお客様の関与

工事中の現場立会は 着工時と完工時の2回 のみ。日常的な現場管理は信和が行います。

フェーズ5:試運転・系統連系(1〜2週間)

試運転

設備の据付が完了したら、 電力を実際に流して動作確認 を行います。

  • 充放電テスト
  • 安全機構の動作確認
  • 通信機能(遠隔監視)の確認
  • 緊急停止機能の確認

3-5日かけて慎重に実施します。

電力会社の立会検査

低圧の系統連系では、 電力会社による立会検査 が必要です。検査内容は、

  • 安全装置の動作確認
  • 系統からの分離機能
  • 保護リレーの整定値確認

検査をクリアすると、 「使用前自己確認結果届」 を電力会社に提出し、正式に系統への接続が認められます。

系統連系開始

電力会社から 「接続承諾」 が下りた瞬間から、JEPXへの売電が可能になります。

フェーズ6:運用開始

自動運用の開始

接続承諾後、 24時間体制での自動運用 が始まります。

  • JEPX価格の毎日13時のチェック
  • 翌日の充放電スケジュール自動策定
  • 24時間の遠隔監視
  • 異常検知時の自動アラート

これらは全てシステムが行うため、 オーナー様の日常的な操作は不要 です。

月次レポート

毎月、以下の項目を含む運用レポートをお届けします。

  • 当月の売電収益
  • 充放電回数とサイクル
  • 蓄電池の劣化指標(SOH)
  • システム稼働率
  • JEPX市場の市況分析

このレポートを見て、 「想定通りに収益が出ているか」を確認 いただきます。

お客様の関与フロー
お客様の関与は合計4〜5回。煩雑な事務作業は全て信和が代行する。

想定外に時間がかかるケース

通常2-3ヶ月で完了しますが、以下のケースでは伸びる可能性があります。

  • 系統連系容量が逼迫しているエリア:接続検討に6ヶ月以上
  • 補助金の採択待ち:採択発表まで2-3ヶ月
  • 軟弱地盤への対応:基礎工事が2-3週間延長
  • 天候不順:梅雨・台風シーズンは工期に余裕を持たせる

まとめ

低圧蓄電池の設置は、 契約から運用開始まで通常2〜3ヶ月 で完了します。お客様の関与は 合計4〜5回 で済む設計で、煩雑な事務作業は全て信和が代行します。

具体的なプロジェクト相談は、 お問い合わせフォーム よりお気軽にどうぞ。

次に読む: よくある失敗例から学ぶ ── 蓄電池投資の落とし穴

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