株式会社信和 低圧系統用蓄電池事業

設置から運用開始までの全工程(2〜3ヶ月)

ケーススタディ2026-03-07読了 4
設置工事のイメージ

「蓄電池を設置することにしたけど、実際にいつから稼働するのか?」
これは契約段階で必ず質問される項目です。

低圧蓄電池の場合、 契約から運用開始までは通常2〜3ヶ月 が標準的なリードタイムです。本記事では信和での実プロジェクトを基に、 全6フェーズのタイムライン を公開します。

全体タイムライン

フェーズ 期間 お客様の関与
0. 初回相談・現地調査 1-2週間 1回打ち合わせ
1. 設計・見積・契約 2-3週間 1-2回打ち合わせ
2. 系統連系申請 3-4週間 書類署名のみ
3. 機器発注・配送 4-6週間(並行) なし
4. 工事実施 1-2週間 立会1回
5. 試運転・系統連系 1-2週間 立会1回
6. 運用開始 月次レポート受領

合計:契約から運用開始まで 約8〜12週間(2〜3ヶ月)

蓄電池設置プロジェクトのガントチャート
系統連系申請と機器発注は並行で進めるため、合計2〜3ヶ月で運用開始可能。

フェーズ0:初回相談・現地調査(1〜2週間)

お客様からのご相談

お問い合わせフォーム より相談を受け、まずは 電話またはオンライン で30分程度のヒアリングを行います。

ヒアリング内容:

  • 設置を検討している土地の住所・面積
  • 投資予算の目安
  • 既存の電力契約状況
  • 太陽光発電など他の再エネ設備の有無

現地調査

土地の条件が初期判定をクリアしたら、 無料の現地調査 を実施します。これは 前回記事のチェックリスト10項目 を実地で確認するものです。

調査時間は2-3時間。当社の技術者が訪問し、

  • 系統連系のための電柱位置
  • 設置可能スペースの実測
  • 地盤の予備調査
  • 周辺環境(近隣・道路)の確認

を行います。

フェーズ1:設計・見積・契約(2〜3週間)

設計プランの作成

現地調査の結果を基に、以下のドキュメントを作成します。

  1. 配置設計図:蓄電池本体・PCS・基礎の配置
  2. 電気設計図:系統連系点までの配線
  3. 工事計画書:施工順序・所要日数
  4. 収益シミュレーション:JEPX価格の実績データを使った10年予測
  5. 見積書:詳細な原価内訳

補助金申請の検討

該当する補助金プログラムがあれば、 前回記事 のとおり申請を並行で進めます。

契約締結

設計・見積に納得いただけたら、 「蓄電池供給契約」「工事請負契約」「運用保守契約」 の3点セットを締結します。契約内容には以下を明記します。

  • 機器仕様(容量・メーカー・型番)
  • 工事範囲と責任分界点
  • 検収条件
  • 運用開始後の保守内容
  • 万一の故障時の対応

フェーズ2:系統連系申請(3〜4週間)

申請の流れ

契約と並行して、電力会社に対する 系統連系申請 を実施します。低圧の場合の標準フローは、

  1. 接続検討申込:電力会社へ申請書類提出
  2. 接続検討回答:3-4週間で工事費負担金・接続条件が回答
  3. 接続契約締結:負担金支払いと正式契約

の3ステップです。

お客様の関与

申請は信和が代行しますが、 「電力契約者本人の署名・捺印」が必要な書類 が数点発生します。郵送でやり取りするため、 お客様のお手間は最小限 です。

まとめ

フェーズ0〜2(相談から系統連系申請まで)で、約 6-9週間 を費やします。お客様の関与は、初回相談・現地調査立会・設計レビュー・契約締結の 3-4回程度 です。

続編では、 機器発注から実際の工事、試運転、運用開始まで を解説します。

続編: 機器発注から運用開始まで ── 工事・試運転・月次レポート

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