株式会社信和

蓄電池1台はスマホ何台分?|200kWhの容量を身近なものに置き換えてみる

基礎解説2026-10-03読了 3分
蓄電池の容量を身近なものに置き換えるイメージ

当社が標準としている蓄電池の容量はDC200kWhです(低圧蓄電池という選択)。ただ、「200kWh」と聞いても、どのくらいの量なのか想像しにくいと思います。今日は身近なものに置き換えてみます。

スマホに置き換えると:1万台以上

まずはスマートフォンです。

スマホの電池の容量は機種によって異なりますが、ここでは1台あたり約15Whと置きます。これはおおむね4,000mAh前後(電圧3.85V程度)の電池に相当する値です。

200kWh = 200,000Wh 200,000Wh ÷ 15Wh ≒ 約1万3,000台

大容量の機種で1台約19Wh(5,000mAh前後)と置いても、約1万500台です。どちらで計算しても、スマホ1万台以上を満充電できる量ということになります。

家庭に置き換えると:2〜3週間分

次に、一般家庭の電気の使用量です。

環境省「令和5年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査(確報値)」によると、全国の世帯当たりの年間電気消費量は3,911kWhです。1日あたりにすると、

3,911kWh ÷ 365日 ≒ 約10.7kWh/日

となります。これで200kWhを割ると、

200kWh ÷ 10.7kWh ≒ 約19日分

つまり、一般家庭の電気のおよそ2〜3週間分に当たる量です。実際の使用量は季節や世帯人数、住まいによって大きく変わるため、あくまで目安としてお考えください。

計算上の注意点

この置き換えには、いくつか割り引いて見るべき点があります。

  • 200kWhは電池の定格容量(DC)です。 電池を保護するため、容量の100%を使い切る運用は通常しません。また、直流から交流への変換にもロスがあります。実際に取り出せる電気は、これより少なくなります(容量・出力・サイクルの読み方)。
  • 系統用蓄電池は、特定の家やスマホに電気を送るものではありません。 電力系統につながり、市場の状況に応じて充電・放電することで、電気の需給を支える設備です(系統用と家庭用の違い)。

「スマホ1万台分」は、あくまで量の大きさをつかむためのたとえです。

量よりも「動かし方」

もう一つ付け加えると、蓄電池の価値は「どれだけ貯められるか」だけでは決まりません。

同じ200kWhでも、電気が余って安い時間に貯め、足りない時間に出すことで、はじめて役に立ちます(同じ1kWhの価値が時間で変わる理由)。貯める量は器の大きさ、収益は器の使い方で決まる、というイメージです。

まとめ

  • DC200kWhは、スマホ(約15Whと仮定)なら1万台以上を満充電できる量。
  • 一般家庭(1日約10.7kWh)なら2〜3週間分の電気に相当。
  • 実際に取り出せる量はこれより少なく、用途も家庭用とは異なる。たとえはあくまで目安。

容量や仕様について気になることがあれば、無料相談でお尋ねください。

※出典:環境省「令和5年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査 結果について(確報値)」。スマホの電池容量は機種により異なるため、本文の値は計算のための仮定です。

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