株式会社信和

蓄電池の設置工事の流れ|基礎工事から引込線の接続まで

基礎解説2026-09-24読了 3分
蓄電池の設置工事のイメージ

契約が済み、系統連系の手続きが進むと、いよいよ現場が動きます。オーナー様が立ち会う場面はほとんどありませんが、何が行われているかを知っておくと、工程表の読み方が変わります。今回は設置工事の流れを追いかけます。

① 基礎工事

最初はコンクリートの基礎です。蓄電池とパワーコンディショナ(PCS)は相応の重量がある機器なので、地面に直接置くことはできません。荷重を支え、地震時にも動かないよう固定するための土台を作ります。

地盤の状態によって工法が変わります。支持力が十分あれば標準的な基礎で済みますが、軟弱な地盤では杭を打つ必要が出てきます。ここは事前の現地調査で見ておく項目です(設置要件──基礎・架台・接地)。

コンクリートは打設してすぐ使えるわけではなく、強度が出るまでの養生期間が必要です。この間、現場は動いていないように見えますが、待つべき時間です。

② 蓄電池・パワコンの据付

基礎が仕上がったら、機器を据え付けます。当社の標準構成はAC出力50kW未満・DC 200kWh、筐体2台です。搬入にはクレーンやユニックを使うため、進入路の幅と旋回スペースが現場条件として効いてきます。

据付後は機器間の配線、接地(アース)工事、必要な保護装置の取り付けと続きます。屋外に置く設備なので、防水・防塵の処理も丁寧に行う工程です。

③ 引込線の接続

最後に、電力系統とつなぎます。近くの電柱から敷地内の受電点まで引込線を架け、計量器や開閉器などを設置します。

ここで低圧の利点が出ます。50kW未満の低圧連系では、高圧受電のようなキュービクル(大規模な受電設備)が不要です。設備が一つ減るということは、費用も工期も、その後の点検義務も軽くなるということです(なぜ「低圧」蓄電池なのか)。

④ 検査・試運転

工事が終わったら、絶縁抵抗や接地抵抗の測定、保護装置の動作確認といった検査を行います。電力会社側の立会いや確認を経て、実際に充放電させる試運転に進みます。遠隔監視が正しくつながっているか、指令に対して想定どおり応答するかを確認して、運用開始です。

「自社施工」であることの意味

当社は第一種電気工事士を擁する電気工事会社で、この一連の工事を自社で施工しています。

販売会社が受注して工事を外注する形だと、現場で問題が見つかったときに、判断が一往復も二往復もします。設計した人と施工する人が同じ会社にいれば、その場で決められることが多くなります。そして何より、設置した人間が保守も担当するため、運用開始後の故障対応が速い(メンテ・故障が速いのはなぜか)。

工事は、終わった瞬間がゴールではありません。その後十数年、その設備と付き合う人が作っているかどうかは、仕上がりに出ます。

オーナー様にお願いすること

工事期間中、オーナー様にお願いすることはほとんどありません。借地の場合の地権者への連絡や、近隣への挨拶などは当社側で対応します。進捗はご報告します。

前後の工程を含めた全体像は設置から運用開始までの全工程、その後の運用は稼働後の運用と収益の入り方をご覧ください。

※工法・工期は現場条件および物件により異なります。

蓄電池導入のご相談はこちら

お客様の土地・状況に合わせて、無料で収益シミュレーションを作成します。

無料相談を申し込む