「心配ごと編」の3回目は、盗難・いたずらです。
太陽光発電所で起きたこと
ここ数年、太陽光発電所で銅線ケーブルの盗難被害が相次いで報じられてきました。人目の少ない場所に、金属資源を含む設備が長期間置かれていること。これが狙われやすさにつながったとされています。
被害は、盗まれたケーブルの費用だけでは終わりません。
- 復旧までの間、発電が止まる(売電収入が立たない)
- 復旧工事の手配・費用がかかる
- 再発への不安が残る
特に、止まっている間の収入減は見落とされがちな損失です(ダウンタイムと対応スピードの価値)。太陽光で起きたことは、同じく屋外に置く蓄電池にとっても他人事ではありません(太陽光の教訓を蓄電池で繰り返さない)。
対策の考え方:「近づきにくく、取りにくく、気づける」
防犯対策は、一つで完結するものではありません。いくつかの層を重ねて、リスクを下げるという考え方をとります。
① 近づきにくくする フェンスで敷地を囲い、出入口を施錠する。関係者以外が簡単に立ち入れない状態にするのが基本です。
② 見られていると分かるようにする 防犯カメラの設置や、その表示。記録を残すこと自体に加えて、「監視されている場所」と分かることが抑止になります。
③ 取りにくくする ケーブルがむき出しで長く延びている状態を避け、露出を減らす施工を考えます。配線のルートや保護の方法は、設計・施工の段階で決まる部分です。
④ 気づけるようにする 設備の異常や停止に早く気づける体制があれば、被害を広げずに済む可能性が高まります。
具体的な手口や弱点については、防犯上の理由からここでは触れません。大切なのは、どの層まで対策が入っているかを確認することです。
保険との組み合わせ
物理的な対策をしても、被害をゼロにはできません。残るリスクには、盗難・いたずらを補償範囲に含む保険で備えるという考え方があります。補償の対象や条件は契約によって異なるため、個別に確認が必要です(リスクは保険でどこまでカバーできるか)。
購入前に確認したいこと
- フェンス・施錠・防犯カメラなど、どの対策が計画に含まれているか
- それらの費用は、価格や収支計画に入っているか
- 被害が起きたとき、誰に連絡し、誰が復旧するのか
- 保険の補償範囲に盗難・いたずらが含まれているか
これらは物件概要書や契約書で確認できる場合もあれば、質問しないと分からない場合もあります(物件概要書の読み方、契約書チェックポイント)。
まとめ
- 太陽光発電所では銅線ケーブルの盗難が相次いだ。屋外設備に共通するリスクとして考える。
- 対策は「近づきにくく・見られている・取りにくく・気づける」の重ね合わせ。
- 被害はゼロにできない。保険と、被害時の連絡・復旧体制まで確認を。
防犯面で気になる点は、無料相談でお尋ねください。
※対策の内容・費用は、物件の立地・条件により異なります。
